2012.11.27更新
自閉症の人の脳では、そうでない人と比べてある種の免疫細胞の数が増え、その活動も活発になる傾向があることを、浜松医大と中京大などのグループが臨床研究で確かめたと発表した。
この細胞の働きを抑えることができれば、自閉症の治療や予防法の開発につながるという。
特殊なPET(陽電子放射断層撮影)装置で観察したところ、自閉症の人では脳内の損傷修復を担う免疫細胞の「ミクログリア」が各部位で一様に多く、活発になっていた。
ミクログリアは胎児期に脳に定着すると考えられている。
研究グループは、自閉症の人は複数種類の神経で情報伝達がうまくいかないことを確かめており、これにミクログリアの異常が関わっているとみている。
浜松医大の森則夫教授(精神神経医学)は「症状との関係が分かれば、働きを抑える治療が可能になると思う」と話す。
投稿者: 経堂もりもと歯科
2012.11.21更新
京都大霊長類研究所が、「類人猿にも中年の危機」とする論文を発表した。
日本や米国などで飼育されているチンパンジー、オランウータン508頭を調査。
人間から見た周囲との社交性や日常生活への積極性など、4項目から算出した数値を「幸福度」と定義し、それぞれの個体について調べた。
寿命が50年前後とされるチンパンジーでは「中年」にあたる30歳前後の個体が、幸福度が最も低かったという。
松沢教授は「ローンの返済に追われて、ということはないチンパンジーなどでも中年の幸福度は低い。中年になると幸福度が低くなるのはヒト科の生物的な現象なのではないか」と話している。
幸福と感じる仕組みには、脳内物質の適正な分泌が必要ですが、中年にさしかかると、調整がスムーズにいかないのかも知れませんね。
ささやかでも、自分なりの幸せを感じる行動を積極的に行うと良いのではないでしょうか。
ちなみに私は、ホットカーペットに腹ばいになり、お腹を温めると幸せを感じます。
副院長
投稿者: 経堂もりもと歯科
2012.11.13更新
花粉を出さない「無花粉スギ」を種子から大量生産する技術を全国で初めて確立した富山県で、苗の植林が始まった。
同県森林研究所によると、住宅用の木材など林業用として本格的に植林を始めたのは全国初という。
無花粉スギは1992年、国内で初めて富山市内の神社で原木が見つかり、同研究所が研究を開始。
原木をもとに品種改良を重ねて、2008年に優良な無花粉スギの生産技術を確立。09年から、苗の大量生産を進めていた。
将来は、花粉症が大幅に減少するかもしれないと期待されている様です。
そもそも、伐採しなければならない杉の古木を放置せざるを得ない、日本の林業のシステムに問題があると思います。
官僚達は私服を肥やすことに執心せず、きちんと己の仕事を全うして欲しいものです。
副院長
投稿者: 経堂もりもと歯科
2012.11.11更新
カリフォルニア沖、水深3300メートルの海底で新たな深海生物が発見されました。ハープのような形をしたこの生物、先端のフックの部分で甲殻類を捕食するそうです。
自然の造形は、機能美を超えた美しさがありますね。深海には、未知の部分が多く、興味深いです。
副院長
投稿者: 経堂もりもと歯科
2012.11.08更新
今日は11月8日、いい歯の日です。
「いつまでも美味しく、そして、楽しく食事をとるために、口の中の健康を保っていただきたい」という願いを込めて、1989年(平成元年)より「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という「8020運動」を積極的に推進しています。
「いい歯の日」は、その「8020運動」推進の一環であり、国民への歯科保健啓発の強化を目的としています。
皆さんは、歯磨きを一日何回していますか?
その中でも、寝る前の歯磨きが最も重要です。
毎日は難しくても、時々はぬる目のお風呂に浸かり、リラックスしながら10分位磨いてみてはいかがでしょうか。
気持ちよさが違いますよ。
副院長
投稿者: 経堂もりもと歯科
2012.11.05更新
慶応大の研究チームが、愛媛県美川村の縄文時代の遺跡から発掘されたイヌ2頭の全身骨格を、放射性炭素を使って年代測定した結果、縄文早期末~前期初頭(7200~7300年前)のものと分かったと発表した。
埋葬されたイヌの骨としては国内最古で、縄文人とイヌの関係を知る手掛かりになるという。
縄文時代にも、 犬を弔うという感情があったのですね。
愛犬家たちのDNAは、その頃から現代に受け継がれているにちがいありませんね。
副院長
投稿者: 経堂もりもと歯科
2012.10.22更新
写真を漫画風にするiPhoneアプリ「漫画カメラ」が、9月11日の公開から38日間で300万ダウンロード(DL)を突破した。
7割を日本のユーザーが占めているが、2位は米国、3位は英国と、英米でのダウンロード数が増加している。
漫画カメラは公開1週間で100万DL、18日で200万ダウンロードを突破し、その後も1日当たり3~8万DLされているという。
公開1カ月ごろから海外からの問い合わせが増加。Tumblrのデビッド・カープCEOが自身のTumblrに漫画カメラの画像を投稿した影響もあってか、英米でのDL数が増加しているという。
私もこのアプリをダウンロードしてみましたが、日本のマンガらしい特徴が出ていて、面白いと思いました。
副院長
投稿者: 経堂もりもと歯科
2012.10.16更新
脳内神経伝達物質のドーパミンが睡眠を抑制する神経回路を、熊本大学発生医学研究所が突き止めた。
ドーパミンは眠くならないようにする他、記憶の形成などに作用する。
脳内でドーパミンが睡眠を抑制する回路は、脳の部位「扇状体」に至る回路と判明。記憶形成に作用する「キノコ体」への回路とは独立していることも明らかになった。
睡眠を抑制することなく記憶形成のドーパミン神経を活性化できたことから、上野研究員は睡眠学習の可能性に言及。
「人への応用はまだまだだが、この知見を基に更なる研究が進むことを期待している」と話している。
睡眠学習!学生時代の夢でした。
現実のものになれば、とワクワクしますね。
副院長
投稿者: 経堂もりもと歯科
2012.10.12更新
プロスキーヤーで冒険家の三浦雄一郎さん(80)が、来年5月に世界最高齢でのエベレスト(8848メートル)登頂を目指すと発表した。
現在の最高齢登頂は、2008年にネパール人男性が達成した76歳で、三浦さんが頂上に立てば、記録を大幅に更新する。
三浦さんは2003年、当時、最高齢となる70歳で初めてエベレストに登頂し、08年には75歳で再登頂を果たした。今回は3度目の挑戦となる。
80歳でエベレスト、本当に格好良いですね!その上、初めて登頂したのが70歳の時とは知りませんでした。
幾つになっても、物事を始めるのに遅いということは無いと、体現して下さっていますね。
副院長
投稿者: 経堂もりもと歯科
2012.10.09更新
日本中が喜びに湧きましたね。
奥様との会見も素敵でした。
山中教授は、今後の一番の課題として、多くの人が使えるiPS細胞をあらかじめ用意し、治療での利用に備える「iPSストック」の実現を挙げました。
iPSストックについて「来年前半には第1号ができるのでは」との見通しだそうです。
白血球の型が特殊で、他人の体に移植しても拒絶反応が起きにくい細胞を持つ人からiPS細胞を作る計画。
1人の提供者から、日本の人口の20%に使えるiPS細胞が作れるといいます。
今回の受賞決定を「国の支援があってこそ」と話す山中教授。
ただ、2007年にヒトのiPS細胞を開発した際に支給が決まった5年分の研究費助成は、間もなく終了するそうです。
京大iPS細胞研究所の職員200人のうち180人は、こうした短期の研究費で雇っており、「5年後にポストがあるか分からない状態で、みんなに大変な思いをさせている」と言っています。
日本に見切りをつけて、優秀な研究者達が海外に渡ってしまうのは淋しい限りです。
受賞をきっかけに、日本はもっと研究者を大切にして欲しいと思います。
副院長
投稿者: 経堂もりもと歯科