2014.04.26更新
ヒトのiPS細胞を、大量培養する新技術を京都大などのグループが開発した。
大量のiPS細胞が必要な脊髄(せきずい)損傷などの再生医療に適した量を安定供給する実用システムにつながると期待される。
iPS細胞は無限に増える能力を持つが、量産は難しい。
大きな容器に培養液を入れて増やそうとすると細胞が底に沈んで増えなくなる。沈まないようにかき混ぜると細胞が傷つくおそれがある。また、細胞の塊が大きくなると内部まで栄養が届かなくなる。
京大の中辻憲夫教授らは、食品添加物に使われる増粘剤を培養液に加えると細胞が沈まなくなることを発見。
別の添加剤で細胞の塊同士をくっつきにくくさせ、大きくなった塊を網目に通して安全にバラバラにする技術も確立した。
その結果、培養液200ミリリットルの容器で、直径10センチの培養皿約20枚分の高品質なiPS細胞を得ることに成功した。
今後、企業と連携し、3年以内に大型タンクで大量培養するシステム作りをめざす。
STAP現象が、色々な意味で騒がしく注目されていますが、この様に、再生医療が実用化に向けて進んでいるのは嬉しいです。
副院長
投稿者: 経堂もりもと歯科
2014.04.24更新
花粉発生量を大幅に抑えた「少花粉スギ」や「無花粉スギ」と呼ばれる花粉症対策品種のスギ植林が、関西でもようやく導入され始めた。
関東地方では既に植林用スギ苗木のほぼ全てが対策品種に替えられている。
しかし、完全に植え替わるには数百年単位の年月が必要とされ、気の長い取り組みが必要だ。
花粉症に詳しい日本医科大教授は「10年単位では明確な効果は期待できないだろう」と話す。
環境省は「ひ孫のためと思って取り組んでほしい」と自治体に粘り強い取り組みを求めている。
今や3人に1人が花粉症と言われています。
安い輸入木材におされ、日本の林業が衰退し、スギの古木伐採が進んでいないのも理由の一つだと思います。
林業を再生、活発化すれば、産業も健康も守れる、一石二鳥では無いでしょうか。
森ガールは、ファッションだけでは無く、本気で森に住み、林業に就業して林業ガールとなって貰いたいです。
副院長
投稿者: 経堂もりもと歯科
2014.04.22更新
日本人間ドック学会などが作る専門家委員会が、人間ドックで健康の基準値について、従来の数値より上限や下限を緩和した数値を発表した。
実は、この「基準値」は一律に決まっているものではない。
厚労省によると、平成20年度に始まった、いわゆるメタボ検診では、血圧やコレステロール値などの基準値が決められている。
しかし、人間ドックや企業の健康診断では、日本人間ドック学会が示している数値を使ったり、各施設が独自に基準値を定めたりしている。結果的に基準値がバラバラになっているのだ。
そこで、専門家委員会は、平成23年に人間ドックを受けた約150万人の中から、喫煙をしておらず、既往症や治療中の病気がない「健康な成人」を約1万人抽出。血圧やBMI(肥満度)、血中コレステロールなどの基本検査27項目を調べた。
その結果、従来の学会の基準値を大きく外れていたり、性別や年齢によって数値にばらつきがみられたりする項目があることが分かった。
血圧に関しては、一般的には収縮期(最高血圧)が130、拡張期(最低血圧)が85を超えると、「高血圧」と判断される。しかし、健康でも数値にはかなりばらつきがあり、最高血圧は147、最低血圧は94以下でも健康であると判断した。
また、男女とも120未満が良いとされてきたLDL(悪玉)コレステロールは、男性は178mg/dl以下と大幅に緩和され、女性は年齢を3段階に分け、30~44歳で152以下、45~64歳で183、65~80歳で190以下とされた。
これにより、血液中の総コレステロール値の上限も広がった。従来は140以上200未満とされていたが、男性で151~254、若年女性で145~238、高齢女性で175~280以下となった。
また、これまで男女とも150未満が良いとされてきた中性脂肪についても、男女で異なる結果が出た。一般的に男性の方が中性脂肪が高いため、男性は198以下と上がったのに対して、女性では逆に134以下と厳しくなった。
学会では今後検討を重ね、早ければ来年4月から基準値が変わる可能性があるとしているが、今回の研究結果の数値がそのまま採用されるかどうかは不明。
また、仮に基準値が大幅に変わったとしても、各施設がいつ、どの程度導入するかは分からない。
細かい数値の線引きに囚われることなく、健診を受けに行く、一つのきっかけになれば良いな、と思います。
副院長
投稿者: 経堂もりもと歯科
2014.04.19更新
地球から約500光年離れた宇宙で、地球そっくりの惑星を見つけたと、NASAなどの研究チームが17日、米科学誌サイエンスに発表する。
太陽に相当する星からの距離を考えると、生命にとって重要な水が、液体として存在する可能性があるという。
同様の太陽系外惑星は数個見つかっているが、地球とほぼ同じ大きさという例は今回が初めて。
この惑星ははくちょう座の方向にある「ケプラー186f」という。
地球から遠いため、大気の有無や生命がいるかどうかを確かめることは難しいとの事ですが、いよいよSFの世界が現実のものとなる様で、ワクワクしますね。
副院長
投稿者: 経堂もりもと歯科
2014.04.18更新
北九州市の八幡高校の生徒7人が、昆虫「ヒメヨコバイ」の新種を発見した。
体長約3ミリで、「トリフィダ ビロバータ」の学名と共に、高校名から「ヤハタヒメヨコバイ」の和名が命名され学術誌で発表された。
八幡高は、文部科学省から理科系の人材を育成する「スーパーサイエンススクール」に指定され、授業で生物班を設けているそうです。
新種の昆虫は、2012年9月、当時2年生だった大岩将太郎ら7人が生物多様性に関する研究中に校内で捕獲。
九州大昆虫学教室に調査を依頼し、新種と分かったそうです。
未来を担う若者達が伸び伸びと研究できる環境が、全国でより整っていくと嬉しいですね。
副院長
投稿者: 経堂もりもと歯科
2014.04.17更新
メタンハイドレートはメタンと水が低温、高圧状態で結晶化した物質です。
日本海側の状態は最近までよく分かっていませんでした。
太平洋側では、水深1000メートルの海底をさらに数百メートル掘り下げ、減圧して回収されていますが、日本海側は、海底表面でそのまま採取でき、資源としてのポテンシャルが高いのではないかと見られています。
原発廃止は凍結され、何事も無かったかの様に、再稼働に向けて動き出している政権。
せっかく盛り上がりを見せた新エネルギーの新規産業、ビジネスチャンスも奪ってしまうのでは無いかと危惧しています。
メタンハイドレートが、新エネルギーの再盛に一役かってくれることを期待します。
副院長
投稿者: 経堂もりもと歯科