京都大霊長類研究所が、「類人猿にも中年の危機」とする論文を発表した。
日本や米国などで飼育されているチンパンジー、オランウータン508頭を調査。
人間から見た周囲との社交性や日常生活への積極性など、4項目から算出した数値を「幸福度」と定義し、それぞれの個体について調べた。
寿命が50年前後とされるチンパンジーでは「中年」にあたる30歳前後の個体が、幸福度が最も低かったという。
松沢教授は「ローンの返済に追われて、ということはないチンパンジーなどでも中年の幸福度は低い。中年になると幸福度が低くなるのはヒト科の生物的な現象なのではないか」と話している。
幸福と感じる仕組みには、脳内物質の適正な分泌が必要ですが、中年にさしかかると、調整がスムーズにいかないのかも知れませんね。
ささやかでも、自分なりの幸せを感じる行動を積極的に行うと良いのではないでしょうか。
ちなみに私は、ホットカーペットに腹ばいになり、お腹を温めると幸せを感じます。
副院長