日本学術会議は、全国の原子力発電所で発生する使用済み核燃料と再処理後に出る高レベル放射性廃棄物について処分方法の抜本的見直しを求める報告書を、内閣府原子力委員会に提出した。
政府が従来検討してきた地中に数万年以上埋めて最終処分するのではなく、将来取り出せるよう暫定的に数十~数百年保管する方式を提言。
「万年単位の超長期にわたり安定した地層を確認するのは、現在の科学的知識と技術的能力では限界がある」と指摘。
科学技術が進むまでの猶予期間として数十~数百年間、取り出し可能な形で保管する「暫定保管」を提案した。
政府は、全ての使用済み核燃料から再利用可能なプルトニウムなどを取り出す再処理をし、残った高レベル放射性廃棄物を地中深くに数万年以上埋設する施策を掲げてきた。
最終処分地の選定は難航。原発事故後の政策見直しで、使用済み核燃料を再処理せずに直接埋める方法の検討を始めた。
原発を稼働するか以前に、まず、この問題をもっと大きく議論しなければならないと思います。
人類はいつ、この責任をどの様な形で果たすことになってしまうのでしょうか。
副院長